
これは現在進行系の実話です。
大須のシーシャ屋さんへ車を走らせるコフ。始めて行くお店にワクワクしながら並んで歩く。席に案内されて二人掛けの座椅子に座ってあまりの近さにドキドキしていた。
アリアちゃんを見つめていたら、アリアちゃんもこっちを向いてこう言った。
「シーシャどれ頼む?私はミント系にするね」
「じゃあ紅茶系のにしようかな」
それぞれ頼むものを決めたので、店員さんを呼び、注文を伝えてシーシャの到着を待つ。
待っている間アリアちゃんからこんな質問があった。
「普段ご飯ってどうしてるの?」
一人暮らしの僕は自炊がメインだよ、と伝えるとアリアちゃんは
「今度作って欲しいな」
作って欲しいって、まさか僕の家に来たいのか?誘っていいのか?と心臓の鼓動が早くなる。

僕はこう答えた。
「もちろんOKだよ!好きなもの作ってあげるよ!」
「ホント?やったー!」
僕は何を作ろうか考えていると、店員さんがシーシャを持ってきてくれた。
アットホームな店の雰囲気の中、ゆったりとシーシャを吸っていた。
するとアリアちゃんが言った。
「なんか家にいるにみたいだね」
「またコナンの映画観ない?」
「いいね、でも音出せなくない?」
「イヤホン付ければ大丈夫だよ!」

アリアちゃんはタブレットにイヤホンを挿して、片方を僕に渡してくれた。
渡されたイヤホンを耳につけると、アリアちゃんは映画を再生させた。
タブレットを二人の間に置いて映画を観る。
身体が密着してドキドキしてしまい映画どころではない。
映画の内容は、ほとんど覚えていない。
終わって欲しくないことはどうしてこうも早く過ぎてしまうのだろう。
あっという間に時間が過ぎて、映画もシーシャも終わってしまった。
名残惜しくて仕方がない。
僕の気持ちとは裏腹にアリアちゃんが口を開く。
「そろそろ帰る?」
「そうだね、もう行こうか」
お店を後にして、車に乗る。
家に向かおうかと思ったが、まだ一緒に居たい。
僕は思い切ってアリアちゃんに言ってみた。
「時間まだ大丈夫?ドライブ行かない?」
「全然いいよ!ドライブ行こー!」
僕は海に向けて車を走らせた。


夜景のきれいなところへ行こう

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