コフ 33歳の恋 その8

恋コフ恋




これは現在進行系の実話です。

前回のあらすじ

アリアちゃんからの誘いで夜ご飯にパスタを食べにいく二人。アニメの話で盛り上がってパスタを食べながら楽しいひと時を過ごした。帰るには早かったのでシーシャバーへ向かうのであった。



 「今日もTIGER&RABBITに行く?」

初めてアリアちゃんとシーシャを吸いに行った僕にとって思い出のお店だ。

 「行きたいお店があるんだけど、そっちでもいいかな?」

 「アリアちゃんが行きたいお店ならどこでも行くよ」

 「ありがと!じゃあ大須に向かって」

僕は大須へ向けて車を走らせる。

 「そのお店ってどんな雰囲気のお店なの?」

 「私も行ったことないんだけど、アットホームな感じのお店らしいよ」

 「アットホームなんだ、想像つかないなぁ」

 「TIGER&RABBITは思いっきりバーって感じだったもんね」

 「そうだよね、オトナな雰囲気だった!」

 「私たちお酒飲めないけどね!」

 「二人ともめちゃくちゃお酒弱いもんね。」

話しながら向かっていたらあっという間に大須に着いていた。

アリアちゃんと喋っていると時間が経つのが早く感じる。

 「そこのコインパーキングに停めて」

言われたコインパーキングに車を駐車する。

車を降りて並んで歩く二人。

こうして並んで歩いていると周りからカップルに見えるだろうか。

そんなことを思いながらお店に向かった。

 「ここだよ」

雑居ビルの前で止まりアリアちゃんが指を指す。

そこにはShisha Acesと書かれた看板が出ていた。

お店は二階にあるようなので、階段を上がって入口のドアを開けた。

店内に入ると店員さんが「靴を脱いでお上がりください」と声をかけてきた。

シューズラックに靴を置き店内を見渡すと、二人掛け用の座椅子が八脚置いてあった。

そのうちの一席に案内されて腰を下ろす。

アリアちゃんが言っていた通り、家のリビングにいるようにくつろげるお店だ。

今までにないぐらい至近距離で隣にアリアちゃんが座っている。

自然と鼓動が早くなる。

もしもアリアちゃんと付き合っていたとして家に呼んだら、こんな感じなのかな。

僕はそんな妄想をしながらアリアちゃんを見つめていた。

コフ
コフ

二人掛けの座椅子買っておこう

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