挽き方(グラインド)
グラインドとはコーヒー豆を挽くことで、ロースト加減や好み、入れる器具によっても挽き方は変わってきます。
コーヒーの香りをひき立てるのがグラインドです。
例えば、
粉が粗いとお湯のとおりが速過ぎて、コクやうまみを出し切れないうちに通過してしまいます。
逆に細かすぎると苦味やシブ味を過剰に引き出してしまう傾向になります。
基本的に挽いた状態で売られている豆は、中細挽きが多く、いわゆるペーパードリップ用に適したものが多いです。
◇極細挽

極細挽きはターキッシュコーヒーやエスプレッソコーヒーに適した挽き方。
◇細挽

細挽きはウォータードリップ(水出し)などに用いられる。
◇中細挽

中細挽きインドコーヒーは中細挽きであることが多め。ペーパードリップ式やコーヒーメーカーと相性がよい。
◇中挽

中挽きはサイフォン式やネルドリップ式に向いている。
◇粗挽

粗挽きはパーコレーターで入れるときに用いる。
淹れ方と挽き具合の参考
- ペーパードリップ ⇒ 中挽、中細挽
- サイフォン ⇒ 中挽
- ネルドリップ ⇒ 中挽
- エスプレッソ ⇒ 極細挽
大まかには上記のような組み合わせがスタンダードかと思われます。
記載のない淹れ方については、諸説あって味わいの好みで変化がかなりあるようなので、記述は避けさせてもらいます。
味の変化、参考

酸味、苦み、渋みなど珈琲の味わいの特徴において、挽き方からくる違いを表記したいと思います。
言葉のみなので、わかりにくいかもしれません。
また、旨味やコクに関しては、焙煎度合いにより左右される部分が大きい為、省きます。
◇極細挽 …苦み、酸味ともに強く出る傾向。渋味も出てきます。
◇細挽 …バランスよく苦みと酸味が両立したような味わい。同様に渋味もあります。
◇中細挽 …苦みや酸味が抑えられ、全体的に飲みやすい感じになります。
◇中挽 …多少浅く感じるレベル、時間をかけ抽出する方法に向いていてエグ味を感じにくい。
◇粗挽 …ドリップだとかなり物足りなく感じます。豆感は残り、アッサリとした味わいです。フレンチプレスなど浸からせて飲む場合は、油分によりまろやか且つシッカリと味わえると思います。
まとめ
珈琲の味を決めるのは、
- 豆の品質
- 焙煎度
- 挽き方
- 挽き具合
- 豆の量
- 抽出方法(方式・蒸らし時間)
- 抽出量(水の量)
といったものが大事になってきます。
色々な場面で味わいを左右する分岐点がある為、同一の味を提供できるお店は本当に努力をされたと思います。
これら以外に天候も多少なりとも関わることもあるので、沢山の珈琲を淹れることで安定感をもたらすことが出来るのではないでしょうか。
バリスタが如何に凄いか、焙煎士が如何に凄いか、彼らは本当に職人なのですね~
知識はあって当然、経験則ありきの味わいです。
なので、経験が違えば味も違います。カフェごとの味の違いをそういった観点で飲み比べるとまた違うでしょう。
現在はコロナ禍ですので、落ち着いたら沢山の経験を味わいに出かけると、また更に楽しくなると思います。

奥が深いぃ~!!ハマればハマる程…わからん!笑
挽く機材でも色々あって困る…
おまけ
豆を挽く機材、グラインダーも色々種類があります。
自身は一人暮らしなので、専ら手挽きでハンドルぐるぐるしてます。
時短や、細かくしやすい電動も、粗さ調整も可能なものが増えてます。
使用しているモノを張っておきます。
ハンドミルがなぜか落ち着きますが…笑

これが愛用モデルの現状版。
ミル部分がセラミックなので、金属臭があまり付着しません。
挽き具合の調整も容易で、つまみを回します。
その為細かく調整可能なのも利点!
分解も容易で手入れも簡単でおススメです。

こちらは電動グラインダー。
デロンギさんですね。
沢山挽きたい時に使用してます。
細かく挽き具合を調整可能なのが、割に良かったです。しかも容易!
ストック部分が有りますが、使用時に投入のが美味しく飲めます!
一回毎の挽く量の調整が、慣れるまで時間かかりました…が、いつも助かってます♪
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