
帰宅して、準備を整え待ち合わせ場所に向かうコフ。合流してカレー屋さんに向かいカレーを食べたあと、人生初のシーシャバーへと行くのであった。
これは現在進行系の実話です。
女子大小路にあるTIGER&RABBITというお店に行くことになった。
TIGER&RABBITは、シーシャとお酒を楽しめる落ち着いた雰囲気の店だった。
店に入ると”コテツ”という猫がお出迎えしてくれた。
「コテツ〜」

アリアちゃんがコテツを触ろうとするとそそくさと逃げてしまった。
「今は人見知りモードなんですかね、気分屋さんなもので」
店員さんの話によると激しいツンデレなんだそうだ。
コテツを触れなくて残念そうにこちらを見ている姿を見て”可愛いな”と思った。
お客さんは1人も居なくて自分たちの貸切状態だった。
ソファー席に案内されてドリンクとシーシャの注文を聞かれる。
「初めてだからわかんないよね?」
店員さんにおすすめのフレーバーをいくつか教えてもらって、その中から紅茶を選んで作っもらうことにした。
彼女はメンソール強めのシーシャを注文した。

「シーシャってどれぐらい吸ってられるの?」
「大体2時間ぐらいかな」
2人ともお酒が飲めないのでソフトドリンクを注文して、シーシャが出来上がるのを待っていた。
「どんなのが来るか楽しみだね」
「初めてだからワクワクするよ」
「今日の店員さんシーシャ作るのうまいから期待していいよ!」
20分程してシーシャが出来上がりテーブルへ運ばれてくる。

「これって普通に吸えばいいの?」
「思いっきり吸って体に纏わせるように吐いて香りを楽しむんだよ」
「お手本見せてもらってもいい?」

彼女にお手本を見せてもらい見よう見まねで吸ってみる。
「めっちゃうまい!」
「ホント?良かった〜」
「苦手な人もいるから不安だったんだよね」
「大丈夫ならこれからも一緒にシーシャ行けるね」
嬉しそうに笑う彼女、自然と自分も表情が緩む。

「そっちのシーシャも吸わさせて!交換しよ!」
ホースを交換してお互いのシーシャを吸う。
「メンソール強いね!スッキリしててこっちもうまい!」
「紅茶も美味しいね!グァバとの相性バツグン!」
その後は店員さんも交えてアニメやシーシャの話で盛り上がった。
そうしていると寂しいかったのかコテツがゆっくり近寄ってきた。
隣のソファーに飛び乗るとゴロンと寝転がる。

店員さんがお腹を撫でていると、アリアちゃんもお腹に手を伸ばす。
今度は触れてとても満足気で、こっちもほっこりした。
あっという間に2時間が過ぎ、店を出てアリアちゃんを家まで送っていく。
車の中でもアニメの話は尽きず、気がつけばもう家の近くまで来ていた。
「今度私の作ったシーシャ吸いに来てよ」
家に着く直前にアリアちゃんは自分にそう言った。

シーシャを教えてえもらって共通の話題が増えました

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