どうもムスビメです!
前回に引き続きメンバー総出で知多の木製家具・インテリア工房「SQUAT」さんの工房をお借りして、一枚板テーブルの製作をしてきました!
SQUATは名古屋のハンバーグ専門店「ヒッコリー」のテーブルなどを製作されている工房です。
オーダー家具の受注も行っているのですが、なんと今頼むと6ヶ月待ちだとのこと。
そんな人気のSQUATの代表である青木さんに、忙しい合間に時間を作っていただき、一枚板テーブルの天板の仕上げ作業を行ってきました。
SQUATは元作業手袋工場だった一角を改装された古民家工房的な場所。 ここがSQUATの工房。田んぼに囲まれていていい雰囲気♪ 工具をみるとワクワクしますね!
今回の記事では、メンバーそれぞれがDIYした天板について語ります。

- 仕事に疲れて、休日はついついごろ寝で一日が過ぎてしまう。
- 何か趣味を持ちたいけど、何を始めてみようか悩んでしまう。
- みんなと違う家具が欲しいけど、値段で諦めている。
そんな方に木工、木製家具DIYの楽しさ、面白さを少しでも感じてもらえたら幸いです。
シゲタ製作「ちゃぶ台」

SQUATさんでの作業は自由度が高いのが魅力だね。
作業を見守ってくれているので要所要所を確認しながら進めていけるところが◎
シゲタです!前回に引き続きちゃぶ台をDIYしてきました。前回の記事はコチラ
今回は天板の仕上げ(穴埋めと割れの修正)と、オイル塗装をしてきました!
穴埋めと割れの修正
天然の一枚板なので、どうしても穴や割れが発生してしまいます。


修正箇所をマスキングテープで養生して瞬間接着剤を流し込み、おが粉を混ぜて固めます。
少し盛り上がるくらい多めに盛っておく点がポイント。


埋めた部分が盛り上がるので、ヤスリがけをして完了です。


オイル塗装
「どれでも使っていいよー」とたくさん出してくれた中から 今回はコレを使用しました。
今回は木材の風合いを活かすために、「オスモカラー ノーマルクリアー」で塗装します。

使用前にはよく撹拌しましょう。
裏面からたっぷりとなじませていきます。木材の種類によっては塗料をものすごく吸い込むので、べったべたになるくらい塗りましょう。(後で拭き取るので)
半分塗ったところですが、この色の違い!!

両面に塗って、余分な塗料を拭き取ったら本日の作業は完了です。

思ったよりも渋い色に仕上がりました!
時間が経つと色合いも変わっていくそうです。
次回は脚部の制作になりますがどんな仕上がりになっているか期待していますねー!
ドク製作「PCデスク」

SQUATにて、以前イベント制作をお手伝いした頃より取り置きして頂くこと3年。締まりに締まった楠を使って、PCデスクの天板作りをついに始動!!
青木さんすみません、いつも本当にありがとうございます!
今度はドクです!保管頂いていた楠の板を使用して、PC用デスク天板を作りたいとシゲタ同様、ご協力を仰ぎました。
いつからあるのか、多少古そうな質感の板を加工してみようと思う方は、少し参考になるかもしれません。
折角の一枚板、木目を際立たせた良いテーブルにしたいと思います!
表面のガサ付き除去と歪み補正
長年放置してきたのもあり、表面が乾燥してきて荒れてきているのと、湿気と乾燥を繰り返すことにより、歪みが生じている為テーブルとして使用するために表面出しを行います。
研磨による粗取りからのカンナさん
まずは木の皮目が残っている部分の引っ掛かりを金ブラシで馴らします。(手に引っかからない程度)
次にサンダーを使い、バイブレーションで切出し面をヤスリ(180番)掛け。
そして、切出し面をカンナさんで節削りにしてやります。



歪み緩和と深傷を消す
カンナ掛けをしたところ、高低差があり、湾曲と消えてない深傷があったので、目立たないようにします。
削りすぎるとガタガタになってしまう為、なだらかに撫でるように平面に平行し角度をつけて荒番ヤスリ(85番)でバイブレーション効かせます。
ついでに深傷の部分を目立たなくなるとこまで、バイブレーション。
この時、ヤスリが荒いので、押し付けすぎると削りすぎになるので要注意!!
再度、撫でブレーション。この繰り返しで、全体での高低差もなるべく無くす為に、板全体も撫でます…ナーデ。ナーデ。
表面を仕上げる
わざわざ書くほどではないのですが、仕上げに少し細かいヤスリ(240番)で天面を整えます。
表面オイル塗装と色入れ
続いては、表面の仕上げに、オイルを塗りこみ浸透させます。
オイル塗装
シゲタ同様に、木材の風合いを活かすために、「オスモカラー ノーマルクリアー」で塗装します。
表面、裏面、全面に塗りたくります。



色入れ
両面同色では面白くない為、個人的に着色を試みます。
使用するのは、「ワトコオイル エボニー W-10」

板の真ん中あたりへ線状にツーっと垂らして、引き伸ばして全体に馴染ませます。



馴染ませた後、乾いた布で木目に沿って軽く拭き取り、ムラを取ります。



乾燥待ち、そして次回へ
塗り終わったため、これを乾燥させ、その後ペーパーヤスリ掛けが待っています!
現段階で、黒く着色した側が思いのほかいい風合いになってて大満足です!
ケヤ製作「ソファサイドテーブル」

青木さん、今回もお世話になりました!一番嬉しかったのは青木さんから「木工の面白さを知ってくれて嬉しい」と言ってもらったことですね。
どうもケヤです。私は今回、二人が一枚板テーブルを作るというので、半ば押しかけでカメラマンのつもりで参加したのですが、コレは?!という木に出会ったので結局一緒に製作することになりました。

作るのはソファサイドテーブルです。選んだ木はケヤキの木でした。
マグカップが置けるくらいの幅の、腕を置いて気持ちの良いサイドテーブルを目指して作ります!
整形と面取り
私の板の場合、木の皮は既に綺麗に剥がれていたので、ソファのサイズに合わせてカットするところからはじめました。(カットシーンは都合上割愛してます。)
その後60番~120番、180番の順に紙ヤスリで磨いていきます。

それからそれぞれの角をカンナで面取りしていきました。

角に対して45度にカンナを当てるのがポイントです。
あまり削りすぎると角が丸まった印象になってしまうので、カンナがけは1,2回程度にしています。

1日目はここまで進みました。綺麗に面が出てくれてよかったです。
天板の仕上げ
2日目は更に番手の細かい240番の紙ヤスリを全体にかけていきました。
そしていよいよ塗装です。
シゲタ、ドクと同様オスモワックスのノーマルクリアを塗り込んでいきます。

はじめは裏面から。最初にどれだけワックスを吸わせるかが大事なので、贅沢にワックスを乗せていきます。表面に少しワックスが余るくらい塗っておくのがポイントです。

数分置いたら表と裏の余分なワックスを軽く拭き上げて完成!横の部分は勝手に吸ってくれるので拭き上げはいらないとのこと。
いやぁ、実に美味しそうです。まるでよく燻製されたベーコンのよう。
乾燥させるとツヤが消えてもっと落ち着いた色になるそうなので、次回が楽しみです!
次回・・・
次回は、
- 天板の表面仕上げ
- 天板を置く、脚の構想と制作
この2項目を予定として、進めて行きたいと思います!
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