太田川駅の痛車イベントに行ってきました。
終わりがけだったから痛車はあんまり見れなくて残念でした。
イベントに欠かせないものといえば「食!」キッチンカーですよね。
知り合いがキッチンカー事業を始めるのですが、カーラッピングするためにキッチンカーを磨いてほしいと頼まれました。
ですが現車を見てみると、なんともひどい状態でした。
- コーキングがされていない → 雨漏りし放題
- 棚のビスがハリに打たれていない → 走行中、振動で外れる
- 蛇口の根元が無理やり入れられてて曲がってる → 蛇口の角度が変えられない
- 跳ね上げ窓のダンパーの角度が鋭角すぎる → 風に煽られてめくれ上がる
- 全体的にバリ取りがされていない → 手が切れる
- 商品受け渡し窓の付いた壁がグラグラ揺れる → そもそもおかしい
このままでは営業ができないので、送り返して直してもらうそうです。
これからキッチンカー事業を始めたい方は次のことに気をつけてください。
車体選びのコツ
キッチンカーを作るとき予算にもよりますが、大抵の人は中古車にすると思います。
中古車を選ぶ時のコツは以下の通りです。
1.寒冷地仕様の車は避けよう
寒冷地仕様とは、温度が低くても走れるように装備が整った車のことを言います。
例えばバッテリー容量が大きい。
ドアが凍結して開かなくならないようにスポンジを挟んだり、凍結しにくいゴムを使ってたりします。
コレだけ聞くと「いいじゃん」と思うかもしれませんが、車の足回りにダメージを負っている可能性があるのです。
足回りを重点的に見る人はあまりいないと思うので、知らずに購入して一年経たずに足回りを総取っ換えなんてことになれば余計に費用が掛かってしまいます。
2.走行距離を確認する
これは実際に知り合いのキッチンカーであったことなんですが、年式に対して走行距離があまりにも少なかったりするとエンジンを乗せ換えて走行距離を改ざんされていることがあります。
普通だとエンジンを乗せ換えると車検証に走行距離不明と記載されるんですけど、古い車だと記載がない場合があるようです。
走行距離に対して車体の劣化が進んでいるので、ここも注意しましょう。
3.安すぎる車には注意する
これに関しては自家用車でも同じことが言えるのですが、安さには安いなりの理由があります。
自分でメンテナンスができるなら良いのですが、ショップに頼むと折角安く買ったのに余計な出費が増えてしまいますよ。
キッチンカー制作のココに注意
4.雨漏りがしないようにシーリングはしっかり
調理場の天井や壁はもちろんなんですが、提供するための跳ね上げ窓の周りもしっかり対策しましょう。
対策してないと雨水が漏れてきて湿気で木が反れてきて壁が剥がれたりする原因になります。
5.100リットルの水の貯蔵が必要
現在キッチンカーは100リットルの水を貯蔵しなければならないというのが義務付けられています。
衛生上の問題だと思いますが、100リットルのポリタンクを設置できるようにスペースを確保する必要があります。
6.発電機は大きすぎないほうが良い
大きければそれだけ発電量も多いですが、単純に重たいです。
トラックをキッチンカーに改造した場合、加工して車体の下に収納できるようにすると使い勝手がいいですね。
7.換気扇は必須
換気扇の設置は規定は無い場合があるのですが、熱気を外に出してくれるので快適に作業が行えます。
加熱調理をするキッチンカーはとにかく暑くなりますからね~
匂いを排出してくれるのもメリットの1つです。
8.実績のあるところで制作する
これも知り合いのキッチンカーの話なのですが、キッチンカー制作を始めたばかりの業者さんはノウハウが少ないことがあります。
見た目だけで細部までしっかり作り込まれてない突貫工事のような仕上がりで納車をされるかもしれません。
事前の打ち合わせでしっかり内容を詰めておく必要があります。
まとめ
キッチンカー制作での注意点をお話しましたが、ごくごく最低限のことなのでこれぐらいは押さえておいた方が良いですよ。
- 寒冷地仕様の車は避けよう
- 走行距離の確認
- 安すぎる車には注意
- 雨漏りがしないようにコーキングはしっかり
- 100リットルの貯蔵タンクが必要
- 発電機は大きすぎない方が良い
- 換気扇は必須
- 実績のあるところに依頼する
取り付けたい便利な装備も沢山あると思いますが、制作費と相談して決めましょう。
車体についても同様で、安さで選んで車が動かなくなったら元も子もありません。
折角作ったキッチンカーをできるだけ長く乗れるような車選びをしましょうね。


キッチンカーが増えるとイベントでの楽しみの幅が広がるなぁ
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