5月10日から全国で高齢者に対するコロナワクチンの接種が始まり、
私の住む市や勤務先の近隣の市町村でもワクチン接種ができる人の話をちらほらと聞くようになってきました。
しかし日本のワクチン接種率は5月20日時点で6.3%(日本経済新聞社調べ)と諸外国と比べ大きく劣後している状況です。
各地で緊急事態宣言が発令されるなか、1日も早いコロナの終結を誰もが望んでいるのではないでしょうか。
今回はコロナワクチンの普及を促す手法について考えてみたいと思います。
結論 コロナワクチン接種について、以下のことを検討しては如何だろうか
- セルフ筋肉注射キットの導入
- 営業時間外のファーストフード店のドライブスルーを利用したワクチンの配布
コロナワクチン接種における課題について
現在、日本のワクチン接種において課題として挙げられている点は以下のようなものです。
- コロナワクチンの供給が遅く、7月末時点で高齢者の接種が終わる程度の量しか確保できていない。
- 供給されたワクチンを接種するための接種会場の確保ができていない。
- 接種を行う医師の数が足りていない。

これに対し、東京都では大規模な接種会場の準備と、歯科医師会への協力を要請し課題の解決策としています。
と、これ以上に早く進められる方法があるのではないか、とふと閃いたのです。
自身で接種するセルフ注射
糖尿病患者は一定時間でインスリン注射を自分で行う必要があるため注射キットを持ち歩いています。
これをコロナワクチンの接種にも応用できないのか。と考えたわけです。

インスリン注射は皮下注射。コロナワクチンは筋肉注射。
ここで問題となるのは、インスリン注射が皮下注射であるのに対し、コロナワクチンは筋肉注射であり、既存の注射キットでは代用できないという点です。
ただしこれについては日本の技術力があれば解決することは容易かと思います。
それでは筋肉注射の方法についてはどのように指導すれば良いのでしょうか。
コロナワクチンについて、日本プライマリ・ケア連合学会は、
臨床に携わる医療者向けに
「新型コロナウイルスワクチンについて いまわかっていること、まだわからないこと」と
「新型コロナワクチン 筋肉注射の方法とコツ」という
2つの動画コンテンツを公開しています。
日本のワクチンはほとんどが皮下注射であり、医療従事者であっても筋肉注射に慣れていない人が多いとのこと。
そのため、動画でその指導を行っているのです。
と、いうことはセルフ接種についても動画を参照し専門家が補助を行うことで、
一度に大勢の人に対しての接種が可能となるのではないでしょうか。
会場確保の問題について
セルフにすることで見えてくる可能性
さて、ワクチン接種については自身で筋肉注射を行うという前提で話を進めていきます。
会場確保が問題となっていましたが、これは「専門の医療従事者が」「ひとりひとりに接種するために」という前提があるためで、セルフ接種となると話は変わってきます。
コロナワクチンは現在ファイザー社製、アストラゼネカ製、モデルナ製の3種類あり、そのうち2種類は既存の冷凍、冷蔵設備で輸送が可能です。
であれば全国各地にあるファーストフード店を利用すれば、輸送・保存や迅速な配布が可能になるのではないでしょうか。
あいにく私の住む愛知県でも緊急事態宣言が発令されており、20時以降は飲食店もほとんど営業していない状況となっています。
営業時間外の店舗を利用(各店舗には会場貸与に対して賃料を支給)し、ドライブスルーで配布すれば、ワクチンの迅速な供給が可能になるのではないかと考えます。
まとめ
- ワクチン接種をセルフにしたら一度に数百人でも数千人でも打てるのでは?
- ドライブスルー店舗で配ったら密にもならず安心なのでは?
- ワクチンのそもそもの数については、日本政府に頑張ってもらうしかない。
一日も早い新型コロナウィルスの収束を心待ちにしています。

そもそも若者から接種した方が感染者数を増やさずに済んだのでは?
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