
私たちのことを初めて知って頂いたみなさまに、ムスビメの生い立ちを書いていきます。第3回。
第1回から読みたい方はコチラから
聖剣製作の副産物
9月。
聖剣製作が進むなか、メンバーのシゲタの新居も完成を迎えることとなった。
聖剣が勇者なら、シゲタは・・・
『賢者の杖』かな。
次に聖剣製作で集まれるのは11月。
それまでに賢者の杖を作るための材料を用意する。
まず本体の準備だ。
やってきたのは車で20分ほどにある日本最古の海水浴場「大野海水浴場」。
ここには波の影響でたくさんの流木が流れ着く。
しかし時期的に海水浴シーズンからまだ時間が経っていないからなのか、
海岸には流木があまり落ちていなかった。
あたりを散策し、杖に相応しい形の流木を選定する。
同時に杖の象徴となる水晶玉を注文。
せっかくだから光らせたい。
百均でLEDライトを物色する。
結果的にはダイソーで200円で売っていた電池式のLEDライトに落ち着いた。
賢者の杖の作り方
拾ってきた流木は数日の間外に放置する必要がある。
海水にさらされた流木から塩分を抜くために、雨にさらしておく必要があるからだ。
11月。
伝説の刀鍛冶のメンバーが出揃った。
聖剣製作に興味を持ったJOZEの常連仲間数人が加わり、その日は大所帯になった。
そこで班を2つに分け、聖剣製作班と賢者の杖班で製作を進めることに。
賢者の杖の製作工程は次の通り
- 水晶が落ちないように流木を組み合わせ、針金で巻き杖の本体を作る。
- 雨にぬれても腐らないようバーナーで炙り防腐加工をする。
- 針金が見えないよう麻ひもを巻きつける。合わせて持ち手部分にも麻ひもを巻いておく。
- 水晶の下にLEDライトが収まるよう、干渉する部分を工具で削りLEDライトを取り付ける。
- 水晶を収めて完成!
聖剣は半年以上かかって本体がやっと完成するかというところ、
賢者の杖は材料さえ事前に用意しておけば1日で製作できてしまった。
これは自然の力でデザインされた流木を材料として使ったおかげだ。
自然の力って偉大だ。

聖剣製作班の作業も順調に進み、形はほぼできあがった。
あとは塗装作業など細かい部分を残すのみ。
聖剣完成に向けて作業は続くのであった。

水晶は太陽光を受けて虫眼鏡の役割を果たすので、LEDライトが高温になり火災の原因となる恐れがあります。みなさんは決して真似しないよう。
聖剣完成の第4回はこちら
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