
私たちのことを初めて知って頂いたみなさまに、ムスビメの生い立ちを書いていきます。第1回。
あれは2020年の5月のことだっただろうか。
メンバーのひとりが思いついたアイデアを形にしようと集まったところからムスビメは始まった。
「友人の新築祝いに 聖剣を作ろう」
はじめに集まったのはシゲタとケヤだった。
聖剣の構想を練る。
聖剣と言っても構造は木製だ。
ケヤにはLARP(ライブアクションRPG)で使われる、
ウレタンを用いて作られた剣の製作方法を木工に置き換える考えがあった。
ダイソーで買える集積材と園芸用のポールを組み合わせ、
大まかに剣のようなものを形作っていく。
7月。
随分と時間が空いてしまったが接着、乾燥させた剣をトリマーで削り出す作業を開始した。
ここでドクが合流する。
ドクは類稀なる才能を発揮した。
見事に剣の刃が現れる。
シゲタとドクが剣の削り出しを行うなか、ケヤは柄に付けるための猿の彫刻を開始する。
8月。
聖剣作成を進めながら、新型コロナウィルスの影響で延期になっていた知人の結婚式の余興のための映像作成を並行して行う。
ここで余興メンバーであったコフが加わる。
「伝説の刀鍛冶」
聖剣作りのための集まりを我々はそう呼ぶようになっていた。

ケヤ
ムスビメの生い立ちを物語形式で書いていきます。次回は引き続き聖剣づくりの詳細を追っていきます。
第2回はこちら
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